医師の基礎知識
常勤医師
医師は、雇用形態や勤務形態から、フルタイムで正規職員として医療機関で診療している医師の事を常勤医師といいます。入院病床を有する医療機関の常勤医師は、通常の日常勤務の他に、「当直」と言う夜間勤務があるのがほとんどです。
常勤医師は、通常週に4日以上の勤務で、中長期にわたり継続して就業することを言います。つまり「正規雇用」ですので、社会保険等の保険各種や福利厚生を受けられる事が多いようです。これは常勤医師の「メリット」ですが、逆に「デメリット」をあげるなら、当直(夜勤)や深夜の呼び出しがあるなど、常に病院に拘束されている感じがある事です。
現在、常勤医師が少ない診療科を挙げると、産婦人科・小児科・脳神経外科などですが、こういった診療科の場合、一人の医師に対する入院患者の割合が多く、月に何回も当直を行わないといけないような勤務実態になっています。
勤務時間は一定の時間が定められています。しかし、過酷な労働時間となっている場合も少なくなく、疲れ果てて退職するケースがよく見られるようです。そんな中、このような状況に対して病院の設置者を不当労働行為で告発したケースや、未払いの時間外労働の賃金を請求する訴訟が起こされることもありました。
常勤医師は定年が存在する為、「定年後も医業を継続したい」と、思う医師が早めに退職して個人事業主として開業医へ転向する傾向にあります。その為、新卒医師の地点で、将来を考え開業に適した診療科に就く傾向にあります。