医師の基礎知識

国境なき医師団

「国境なき医師団」(略称MSF)とはフランスの医師のグループによって1971年に作られたNPOの事をいいます。名前は知られていますが、いったいどんな活動をどのように行っているのか具体的に詳しい情報を知っている方は少ないと思います。

活動としては、貧困の地域や紛争地域を中心活動拠点に置き、医療スタッフが世界各地70ヶ国以上、活動人数は年間約4,700人にもなります。災害や紛争があった場合、どこよりも早く現地入りする「緊急医療援助」が得意で、地域特有の疾病「マラリア」の撲滅にも力を入れています。非人道的行為を国際社会に対し、チェチェンやコソボ住民のような公式な代表のいない人々に代わって、告発もしています。

日本では、1992年に支部結成されており、阪神・淡路大震災の際に活動を行い、新潟県中越地震発生時には、被災地での診療や情報収集にあたる為に調査チームが派遣された。また近年では、東北地方太平洋沖地震発生翌日に、現地入りし医療救援活動を行っています。

主に人員は、ボランティアと常勤職員で構成されています。活動資金の多くは、一般個人・非営利組織・企業・欧米政府からの寄付で賄われており、なんと、資金の8割は一般個人からの寄付となっているのです。

国境なき医師団が募集している医療従事者、非医療従事者は、内科・小児科・産婦人科・外科医・整形外科・形成外科・麻酔科の医師や、薬剤師・看護師・手術室看護師・助産師・臨床心理士・臨床検査技師・疫学専門家などのパラメディカルスタッフです。医師という職業に携わるのなら、視野に入れておくのも良いのではないでしょうか?